
シティーハンター実写映画のフランス版があるのをご存じでしたか?
シティーハンター実写版と聞くと、漫画の冴羽獠のかっこよさのイメージが崩れてしまうのでは?と不安に感じる方もいると思います。
実写映画のフランス版とは一体どのような作品なの?
シティーハンター実写映画のフランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」のキャストや、内容、感想や見どころなどをご紹介します。
シティーハンターのフランス版 実写映画
シティーハンター実写映画のフランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」のキャストや内容についてご紹介します。
キャスト
シティーハンター実写映画のフランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」ぼ気になるキャストは以下の通りです。
監督&脚本&主演:フィリップ・ラショー
原作:北条司「シティーハンター」
冴羽役:フィリップ・ラショー
香役:エロディ・フォンタン
日本では獠と香ですが、フランス版では、冴羽獠=ニッキーラーソン、香=ローラという名前になっています。
日本での公開は、日本語版と英語版があります。
シティーハンターの日本のアニメの声優は獠は神谷明、香は伊倉一恵ですが、フランス版の日本語吹き替えでは、映画オリジナルの声優に変更されています。
監督&主演&脚本を務めるフィリップ・ラショーは1980年生まれのフランスの映画監督です。小学生のころフランスでシティーハンターは、「NICKY LARSON(ニッキー・ラーソン)」のタイトルで放送さてていて大ファンだったそうです。
内容
映画の内容は、漫画にある原作とは異なり、映画用にフィリップらが製作した作品です。
香水をかいだものが香水をつけたものに対して、恋愛感情を抱いてしまうという「キューピッドの香水」。
香水と解毒剤を探す依頼を受ける冴羽。しかし別の依頼者から香水を探すよう依頼を受けた海坊主の姿が。無事、香水と解毒剤を奪還できるか?
フランス版では、槇村の死、格闘シーン、銃撃シーン、獠と香の恋愛シーンなど盛りだくさんです。
シティーハンター実写映画のフランス版見どころや評価
シティーハンター実写映画のフランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」
本当に面白いの? 獠のイメージが違い過ぎて幻滅したりしない?
気になるところをまとめました。
見どころ
シティーハンター実写映画のフランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」は、漫画の中で見ることのできるアクションが映画の中に大小複数の見どころが満載です。また獠と香の恋愛シーンも描かれておりファンにとってはうれしいです。
格闘シーン&銃撃シーン
映画の中の格闘シーンの見どころは2つほどあります。格闘や銃撃シーンではシティーハンターおなじみの音楽がリズムよく奏でかっこいいです。
- 車の中に閉じ込められた冴羽さんと香さんがクレーンで引き上げられるシーン。気絶したときに縛り付けられた冴羽が、足技テクニックだけで敵と戦うシーンはと、それを盛り上げる音楽やリズムが小気味よく圧巻です。
- 獠と香が2人で銃を共同しながら撃つシーンです。冴羽さんと香さんが力を合わせて敵を倒します。
獠と香との恋愛シーン
獠と香の恋愛シーンは最後の方で描かれています。多少ネタバレになるのですが、
獠:「お前が大事だ。相棒だと思っている、俺の親友だ」と香に告げるシーンがあります。
でも香は自分を女性として見てほしいんですよね。そこで香は「キューピッドの香水」を自分に振って獠に嗅がせます。こんな香水を使わないと獠に恋愛感情を持ってもらえないのもアレですが、香は獠に愛してほしかったんです。
香水を嗅いだ獠さんは「惚れ直した、叶わぬ恋だが。殺しに来る」と淡々と答えます。香からすれば獠さんの反応は今までと余り変化がないものでした。
ラストは、獠と香が愛車であるミニクーパーでの公園でのシーンです。
香水の持ち主に対して香が、「香水をかいでも変わらない人もいた」と言ったところ
「それは元から相手を愛していた証拠よ」と答えます。
香は、獠からなかなか女性として扱ってもらえず自分の気持ちに振り向いてもらえないと思っていたけど、実は獠は香さんを愛していることを知ります。
その後、獠と香で2人で力を合わせて銃を撃つシーンで映画は終わります。
評価
シティーハンター実写映画のフランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」がどんな作品なのかQ&A形式で評価をお答えします。
フィリップ・ラショーの冴羽役のハマリ度は?
フィリップ・ラショーの冴羽役のハマリ度は3点です。
アニメからまるでそのまま躍り出たような冴羽さんという印象はないです。
でもそれがいいのです。フランス人がやっているのに漫画からそのまんま躍り出たような獠は不可能ですし、フランス映画ということで日本とはタッチが異なるからです。
日本の人気アニメ シティーハンターのファンであるフランス人が、作った実写版映画なので、製作者の解釈で作っている点が良いのだと思います。
フィリップ・ラショーが30代後半なので、漫画の中では獠と香は20代という設定ですが、少し老けた冴羽僚という印象を受けます。
他キャストのハマリ度は?
香を演じるエロディ・フォンタンは、1987年生まれのため、映画製作時は30代前半。冴羽役のフィリップ・ラショーとはカップルという点では年齢が釣り合っているということになります。
しかしラストで香が泣くシーンでは随分老けて見えすぎてしまうのは気のせいでしょうか?
驚いたのが海坊主です。海坊主はまざに漫画からそのまんま出てきたという印象です。
アクションは楽しい?
シティーハンターを実写化する場合、誰もが疑問に思うのが、アクションシーンをどう演出するのか?です。
今やCGがあるから何でも可能なのかもしれません。
シティーハンターフランス版のアクションシーンが楽しいところは、格闘シーンが全然現実離れしていないところです。
漫画の中の格闘シーンは、ビルを飛んだりヘリコプターからロープで飛び降りたりなど現実離れした身体能力を見せ、冴羽さんは、子供時代から戦場で育ったからということになっています。
そうはいってもやはりビルを飛んだり、ヘリから飛び降りたりなんて不可能ではないでしょうか?
CGや合成を使えばどんなアクションシーンでも可能ではないでしょうか?漫画の過激な格闘シーンや銃撃シーンをそのまま再現することもできたはずです。
しかし実写版では、明らかに人間離れしたシーンは存在せず、人間であればここまでなら可能かもしれないという格闘レベルにとどまっています。
そのため獠が本当に存在するかもしれないというリアリティがあるんです。
獠はかっこいい?
フランス版の獠はかっこいいかと言えば普通だと思います。かっこよさで言ったら、日本の漫画やアニメの方が獠がかかっこいいです!
感動シーンは?
ネタバレになりますが、
獠が香をある意味だまして、香に着けられた時限爆弾装置をはずして、自分に付け替えるシーンです。
獠は死を覚悟して、香と窓に手を合わせる感動シーンです。
エロ度は?
漫画の中では、獠は女性好きなため数々の女性シーンが登場します。このあたり実写版ではどのように描かれるのか気になるところ。
それがすごいのなんのってかなりリアルに描かれています。
「キューピッドの香水」という恋愛感情を抱かせる香水がテーマなこともあり、女性シーンは数多く登場します。日本人からするとちょっとビビッてしまうレベルです。
ただし、獠は香水により特定の男性に恋愛感情を抱いているという設定になっているたね、獠が様々な女性にでれ~~んとするシーンはありません。
まとめ
シティーハンター実写映画のフランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」はハッキリっておすすめです。
漫画のイメージが崩れてしまうのでは?と不安になるかもしれませんが、あくまで、日本のシティーハンターのアニメをが大好きなフランス人の解釈で制作した実写映画です。
映画の中では、大小複数の格闘シーン&銃撃シーンがあり、おなじみの音楽で盛り上げてくれたり、獠と香の恋愛シーンも描き込まれていたりなど、完全なエンターテイメント作品になっており、笑いと涙が出る作品になっています。
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