劇場版シティーハンター「天使の涙(エンジェルダスト)」が2023年9月8日(金)に公開。
映画「天使の涙」には獠の育ての親の海原神(読み方はかいばらしん)が敵役として登場します!!
海原編は、原作には描かれていますがアニメでは描かれていない幻の作品。
シティーハンター海原編は原作では何話何巻?
映画「天使の涙(エンジェルダスト)」をより理解するためには、海原神という人物についてや、獠と海原神の関係について深めておきたいですね。
Contents
シティーハンター「海原神」キャラ紹介
海原神キャラ紹介
- 海原神
- 年齢:50代~60代(年齢や誕生日は不明)
- 生い立ち:若い時はジャングルのゲリラ部隊で政府軍と闘う。子供時代は不明。
- 性格:若い時は優しかったが、ゲリラ部隊後は冷酷に
- 仕事:麻薬密売組織ユニオンテオーペの長老
- 得意技:銃、身のこなし、エンジェルダストの開発
海原神(かいばらしん)は、日系人で冴羽獠の育ての親であり名付け親。
年齢は公開されていませんが、30代前半の獠の育ての親ということから、20歳くらい上と考えて50~60代ころと考えられます。
若い時は政府軍と闘うゲリラ部隊で1,2位を争う銃の腕の持ち主。左足はゲリラ部隊での戦闘中に負傷して義足。
戦闘の中で戦争の目的も、主義も分からなくなり、血を流し合う殺戮の中で狂気へと導かれていくのです。
ユニオンテオーペの長老へ
闘いが終わってからも、狂気が続き、ユニオンテオーペという麻薬密売組織の総帥&長老となります。
性格は冷酷で、非情で、人殺しを好むところがあり平気で人を殺害。
実は、槇村香の兄である槇村秀幸へ殺害指示をしたのもこの海原でした。
ユニオンテオーペは麻薬密売組織という枠を超えて、戦争ビジネスとして発展してきており、獠といつか対立しなければならない組織ともいえます。
海原神編は原作の何話?何巻?アニメでは?
海原編は原作の何話
映画「天使の涙」で描かれている海原神。海原神編は、以下の原作漫画に描かれています。
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- 30巻(306話~315話)
- 31巻(316話~318話)
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原作漫画の海原編のタイトルは以下の通りです。
30巻 | 306話 | 涙のペンダント |
307話 | 狂気の男!! | |
308話 | 闘いの前夜 | |
309話 | 嵐の前... | |
310話 | 地獄への出航!! | |
311話 | 魔船の意外な虜!! | |
312話 | 悪魔のショー!! | |
313話 | 愛と憎しみと...!! | |
314話 | ペンダントの記憶!! | |
315話 | 決着!! | |
31巻 | 316話 | 生きる約束!! |
317話 | 息子よ!! | |
318話 | 地獄からの生還!! |
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ちなみに原作漫画には、シティーハンター○○編、例えばシティーハンター海原編という表記がされているわけではなく、海原神が描かれているタイトルを海原編としています。
海原編アニメでは?
シティーハンターのアニメシリーズでは原作漫画の海原編については一切描かれていません。
唯一、槇村秀幸への殺害命令を出した麻薬組織のトップとして海原神が少しだけ登場する程度。
槇村秀幸の死亡した回のアニメを見たい方はDMM TVで第5話を無料で見れます。
アニメの中では、その人物が獠の育ての父親である海原神ということは触れられていませんし、獠には育ての父親がいたことも一切触れられていません。
また麻薬組織もユニオンテオーペという名称ではなく、アニメでは赤いペガサスとされています。
原作の海原編を読む方法
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海原神と冴羽獠の関係
シティーハンター原作漫画引用
獠の育ての親としての海原
飛行機事故によって両親が亡くなり孤児になった獠を拾い、闘いの中で生き延びるために銃や身のこなしなどを教えた育ての親が海原神。
獠の育ての親は2人いるとされ、1人はブラッディ―マリーの今は亡き父親ともう一人が海原神。
マリーの父親は欧米系であり、海原は日系人だったため、獠がより親近感を覚えたのは海原の方だったようです。
少年兵だった獠は闘いの最中自分のミスにより敵に捕らわれたことがあります。
仲間は部隊全体の利益のために獠を見捨てようとしましたが、海原は軍の反対を押し切って、1人大きなリスクを負い獠を救出。
そのさい、足を負傷し闘いに重要な左足を失いました。
血は繋がっていませんが、獠は海原を「おやじ」と呼び、海原もまた獠を「息子」と呼ぶほど、獠は海原を父親のように海原もまた獠を息子のように思っていました。
獠にとって海原は、飛行機事故から拾われ命を救われ、敵に捕らわれた時にも危険を承知で獠の命を助けた、また戦闘中も何度も獠を助けていると想像でき、まさに獠の命の恩人。銃や身のこなしを教えた先生となります。
獠が憎む相手としての海原
政府軍に圧倒されていく中で、海原はエンジェルダストという強力な麻薬を兵士に投与することで戦局の巻き返しを図ることを提案。
部隊には海原の案は批判されたがとある兵士ににエンジェルダストを投与して戦わせ敵の部隊を破壊に成功。
その兵士が獠で、壊滅させられた部隊の生き残りが海坊主であり、その戦いで眼を負傷。
しかしエンジェルダストを打たれた獠の闘い方は非常に残酷なもので、闘いの後も禁断症状に苦しみかなりの月日を費やして獠は回復を遂げます。
獠にとって海原は飛行機事故で孤児になったが命を救ってくれた恩人、部隊に見捨てられても片足を失っても命を救われた恩人でもあります。
しかし一方、エンジェルダストを投与され無自覚に残酷な殺害をさせられ禁断症状に苦しめられた憎むべき相手でもありました。
獠は海原を一度恨みから殺害しようとしますが、海原への恩から殺害することはできなかったとか。ただこのシーンは原作漫画でも特に描かれていません。
最強の敵である海原神vs獠の闘い
海原神は、獠の育ての親として、スイーパーとしての獠を育てたという意味で獠にとっても最も重要な人間関係になります。
海原神は、獠の命の恩人、銃や身のこなしを教えた先生であり、銃の撃ち方やクセ、弱点などもよく知っている人物と言えるので獠の最強の敵となりえます。
獠はゲリラ戦の厳しい生活の後、人を助ける仕事を主に請け負うスイーパーとして生きてきましたが、育ての父親である海原は獠とは逆の人生を生きているのです。
海原神と獠の再会
海原神は獠に闘いを挑むために、獠と香が済む冴羽商事を訪ねます。
獠と再会した海原。モラルが崩壊した世界に生きる海原に獠は涙を流します。
エンジェルダストを撃たれたミック
船に誘い込まれた獠と香と海坊主たちは船に閉じ込められます。
そこには飛行機事故の見せかけて殺されたミックエンジェルが最新のエンジェルダストを撃たれ薬の力で超人的な回復を遂げて最強の兵士になっていたのです。
そのエンジェルダストは、昔に獠が海原から撃たれて、殺人鬼となり政府軍を壊滅させるに至った狂気の薬の最新バージョン。
獠はミックを苦しみから解放するためにミックを撃つ決心をします。しかしミックは香の声に正気に戻ります。香はミックがを心から愛した女性でもあったからです。
愛も憎しみも同じ感情
海原は「愛も憎しみも同じ感情」だと言います。
海原は、人間の心の変化に強い関心を示します。自分の身を守るために悪になったり、相手のために悪になったり、大切な人に裏切られる痛みなど。
戦争の中で生きるか死ぬかの瀬戸際でモラルが崩壊。人間は長い非情な戦闘の中で、人の苦しみを見たいとか、傷つけたいとか思うようになるのかもしれません。
海原神の最後
海原と獠の最後の撃ち合い。
海原と撃ち合う寸前、獠は少年のころの海原との思い出を語ります。命を助けられ、海原が代わりに左足を失ったことなど。
獠は海原へ「戦闘の中で唯一のやすらぎですべてだった」と伝えました。獠は愛情をもって海原を見つめ「最も敬愛している」とも。
最後の撃ち合いで、獠は海原の心臓を撃ち抜きます。海原は撃つときバランスを崩し弾はかすめただけでした。
海原は亡くなる寸前に獠に脱出方法を伝えます。海原は最後にまた獠の命を救うことになるのです。
海原は「殺人鬼への狂気の暴走を止められるのはお前だけだと思っていた」と獠にお礼を言います。
獠は息子として海原を狂気から救うことができなかったが、今になってこのような形でしか狂気から救えなかったとわびます。
海原という男がいくら殺人鬼であるからといって、獠が銃で撃つことが許されるのでしょうか。
左足を失ってまで獠を助けた人を殺人の罪により自ら殺害する権利があるのだろうか誰が断罪するのだろうかと疑問に思うところでもあります。
しかし海原は良心の葛藤から獠に助けを求めていたのです。息子として獠は受け止め海原を撃ったのです。
海原は獠との愛情を確かめ亡くなっていくのです。
映画「天使の涙(エンジェルダスト)」の敵役として海原神
2023年9月8日から劇場版シティーハンター「天使の涙」の敵役として海原神。
海原神は原作では、獠と打ち合いになり30巻で描かれ死亡するため、海原と獠との関係は、当然のことながら海原が亡くなる前に獠と闘う設定になるようです。
予告編を見ると海原神は紳士的なおじさまという印象を受けます。
シティーハンターはアニメ版のみしか見たことがない方、漫画本でしか知らない方、アニメと原作両方経験がある方に分かれると思います。
恐らく、多くの方がアニメ版のみしか知らないかもしれませんね。
アニメ版のみだと海原神って誰?って思いますが実は獠を世界トップのスイーパーに仕立て上げた育ての親であり、命の恩人なため獠がまず頭が上がらない相手とも言えるでしょう。
アニメ版のみの方は、獠とお父さんってどんな方?素敵な方かも。知的な方かもって色々妄想してしまいますよね。
劇場版はまだ見てないのでなんとも言えませんが、声優は堀内賢雄(ほりうちけんゆう)さんで、どんな渋い海原神を見せてくれるのか楽しみですね。
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追伸;公開初日に「天使の涙」の映画を観てきました。どんな感じだったか?についての記事はこちら。記事を読んでも、内容は分からないネタバレなしになっています。